イーニド

20091224

わかってない、わかってないよ、君は

なーんにも、わかってないね
要するにだ
僕は、僕に黙って君が勝手にことを進めたことに腹を立てているのではないし、僕の出番が少ないことが気に入らないのではないし、完成品なんてむしろ称賛に値する出来だと思っているんだよ

しかしね、君はわかっていない
僕の機嫌が悪い理由はそこではないんだ
君のサービス精神にはほとほと嫌気がさすんだよ
ファンサービス?期待に応えたかった?それとも単純に、欲?なんでもいいけどさ
そこが気に入らないわけ
いつか彼女が言ってたけどさ、聞いたかい、君とあの子がセックスしてるの見てるみたいで不愉快だってさ
同感だね
そういうことなんだよ
それから、ああ、さすがにこれは君も知らないかも知れないね、彼女なんだけどさ、彼女は君もあの子も好きだけど、君とあの子の関わりが本当に気に入らないみたいで、どちらからも距離置きたいとか言ってたよ
まあ、本気ではないだろうね
ただ、変に気を使われるのが嫌で嫌で仕方がないんだろうね
ああ、君はそうでもないか
開けっ広げだよね
あの子のことだね、私なんてオマケ程度のくせに変に関わろうとしなくていい、とか、彼女妙にヘソ曲げちゃってさ
ああ、女の子はとても面倒な生き物だよ!全く!

で、何の話だっけ?そうそう、その件の進行について、だったね
もう今更、君にケチをつける気はないよ
しかしね、二度とそういうことはして欲しくないんだ
解りやすい言葉で褒められて、調子に乗って、また褒められようって鼻の下伸ばしてたんだろ
みりゃあ解る
だって僕には何も伝わっていないんだからね
伝わってくるのは、僕ではない相手への媚びだけだ
…違う?そうだね、確かに、君のそれは媚びではないさ
ところで、君がずっと、僕に意識を向ける暇もないほど無意識に見詰めていた相手は、一度だって君を批判したかい
君を否定したかい
していないだろう?
自分のやることなすこと全てを肯定し、称賛し、尊敬してくれる相手なら、そりゃあ面白いさ
そこに君は溺れたんだな
残念だよ
それは確かに素晴らしい出来だ
でも僕にはとてもじゃないけど受け入れられないね
媚びた交尾で生まれた子供なんざ、押し付けられた他人にとってはむしゃくしゃするだけさ

ああそうか
忘れていたよ
君にとっては罵声が快楽だったんだっけね

妄想且つ、虚言
嘘しか書かないし、書けないよ