だけれど、どうやらそのアニメが好きな人のそのアニメの話はとてもとても聞きたくなくて、それは単に、私が同時代的に体験できなかったことが、勝手に共有されていたり、共有できない自分に腹を立てたり、疎外感を感じて嫌になったりしているのだろうと思っていたんだけど、掘り下げてみたら、どうやら違ったみたいだ
私の、思い出したくない、なかったことにしたい、痛々しい過去が、重々しく関係していた
そう、そのトラウマの原因たる人物が、他ならぬそのアニメ大好き人間で、そこから派生したのであろう知識をやたらと振りかざすというそのアニメファンの初期衝動にありがちなものを引き摺ったまま、間違った、そのアニメは一切全く全然関係ないところで、本当に社会的な意味で間違った人間性を持った奴であり、ことあるごとにそのアニメをネタにしては私を虐げてきた(錯覚かもしれないけど、そういう行為に付随したイメージというのは無意識に残るものらしい)ので、そもそも元から良いイメージなんかなかったのだ
変な病気のせいで、全く記憶から消し飛んでいたのだけど、脳の何処かにこびりついていたみたいだ
いっそ消えっぱなしで良かったのに
同時に掘り起こされたイメージの中には、今時々話題に上る同人誌?アンソロジー?と同じタイトルのものもあって、ああ、あの野郎も持っていたのか、と思ったら死にたくなった
でも、私の好きな人達は、どんな形であれそのアニメが好きで、その同人誌も素晴らしいと評価していて、必ずしもそのアニメが諸悪の根源だなんて思っちゃいないし、そのアニメ自体も私は好きだ
好きだけれど、どうしてもそのアニメのファンの人に嫌悪感を示してしまうのが、悲しい
ファンの人、というより、その話題、に限った話なのだけれど
本当に、悲しい話だ
なんだって、元々人と喋るのが得意でないのに、こんなどうでもいいことでイライラしなくちゃならないんだ?
悔しくて堪らない
悔しくて悔しくて、拒絶反応の根源を暴いたところでどうにもならない
そのアニメが嫌いなんじゃない
そのアニメのファンの人が嫌いなんじゃない
だけど話は聞きたくない
どうかしている
自主リハビリが必要だ
私の周りに、好きな人達に迷惑をかけたくないなら、その話題に慣れなくちゃいけない
だけど、その話題から逃げたくて逃げたくて仕方が無い
もしも私が急に黙っても、素知らぬ顔をして会話を続けてもらって大丈夫です
その話題から反れたら、何食わぬ顔でどうでもいい話題をふってくれれば、多少不機嫌でも口を開きます
自然に扱って欲しいのです
他人のトラウマなんて他人には関係のないことだから、そんなものを相手にする必要は一切ないのだし
変に気を使われる方が不愉快なんだ、だから、そのままでいいよ
そのままで
そのまま、普通に、そんなものは関係ないって顔さえしてくれたら、それでいい
それが一番の薬なのだ、私にとっては